ある1人の不妊に悩む女性が、初老の占い師の元を訪ねました。女性は35歳。25歳で結婚し、今まで子宝に恵まれませんでした。周囲から投げかけられる「子供はまだ？」の一言が耐えられなくなり、身も心も疲れ果てていました。
なぜこうなったのだろう？彼女はそんな思いをとつとつと、占い師に打ち明けました。占い師はカードをシャッフルし、一枚一枚、丁寧に広げていきました。
・運命の輪が回りだす瞬間
広げられたカードには、女性の今までのこと、彼女の想いが明確に映し出されていました。子供の頃から抱えていた寂しい気持ち、仕事に生きることを決めたのに、埋められなかった違和感。
蓋をしていた彼女の心は、タロットによって丁寧に紐解かれていきました。そして抑えきれない涙が溢れた時、運命の輪は回り始めました。
・突然告げられた妊娠
「あなた、もうすぐ赤ちゃんが来てくれるみたいよ。」カードを読み進めていくうちに、占い師は女性に妊娠の気配がある事を告げました。どうにもならなかった彼女の過去の先には希望があったと、タロットは語っています。
運命の輪が巡り、太陽のカードには笑顔の子供、そして新たな命の象徴、女帝のカード。
・希望の未来がそこにあった
未来を示すカードは、全て明るい妊娠の兆しを見せてくれていました。確信したかのように、占い師は微笑みます。「おめでとう」今まで考えた事もなかった未来を、目の前の何枚ものカードが見せてくれました。
運命なんて信じない。かたくなにそう思ってきた女性の目から、あたたかい涙が溢れて止まりませんでした。
・タロットで広がった運命の輪
3ヵ月後、占い師の元に1通のメールが届きました。女性は無事妊娠したそうです。あの日占い師の元を訪ね、タロットカードが封印されていた彼女の心を紐解き、明るい未来を示した時から、運命の輪は広がっていたのです。
タロットで心の奥をのぞき、何かに気付くことが出来れば、運命は確実に変わります。次に希望の未来を手に入れるのは、あなたかもしれません。
