占い師は誰でもなれるものなの?当たっていると錯覚させるバーナム効果とは

占いを試したときに、自分の性格や状況をピタリと言い当てられてビックリした経験はありませんか?占いを利用するたび不安に駆られて、依存症になってしまう人もいます。
ここでは、鑑定を利用する際に気をつけたいバーナム効果について紹介しましょう。

あなたは大丈夫?“当たる”占いから抜けられなくなるワケ

大勢の人に該当するようなことを言っているのに、まるで自分にぴったり当てはまっているように錯覚することを、心理学では「バーナム効果」と呼びます。特に、精神が不安定なときに占いを利用すると、実際に当たっている・いないに関わらず、どんどん深みにハマっていく傾向にあるため注意が必要です。

占いは誰でもできるビジネス?ニセ占い師を見ぬくには

占いとITのちょっとした知識を身につければ、素人でも簡単な占いアプリを作って課金で儲けを出すことが可能になりました。占い師を名乗って開業するのに特別な試験や資格は必要ありませんが、誰でも活躍できるかといえば、そうでもありません、

診断結果の内容を見れば、バーナム効果で騙そうとしているかどうかすぐに分かります。ほとんどの人に当てはまるような曖昧な内容しか言っていないなら、ニセ鑑定士である可能性大です。

占いにばかり頼らないで自分で考えることが大切

占い師は誰でもなれるものではなく、天性の才能や、長年さまざまな人を診断して培った技術が必要です。ただ、たくさんの人がスピリチュアルな分野で気軽に開業できるようになった今、本物のパワーを持った人物にはなかなか巡りあえないのも事実です。

評判のいい鑑定士をひたすら追い求めるよりも、診断を参考にしつつ、自分で考えて行動することが肝心です。いい内容なら信じて、悪い結果なら考えてみるという姿勢もいいでしょう。

占術についての知識が少々あるぐらいでは、本格的な診断はできません。かといって優秀なスピリチュアリストにもそうそう出会えないものです。当たっている気がする・しないに関わらず、占いに頼りすぎないよう心掛けましょう。